底冷え

岩 粗削り

恋人ができ、数ヶ月たち精神的に安定してもう希死念慮とか心の乱れは過去のものだと思った

何のきっかけもなく唐突に希死念慮が襲ってくることはそれでも度々あったが、ある程度仕方がないものだと思っていた

しかし珍しく恋人に会えないこの休日にまた精神の不安定さに向き合うことになった

今は少し客観的に分析をしたのちに書いているが、自分は幸せになってはいけないと恐らく心の底で思っている

この状態でも隙を見て笑えるものを見て笑うことができるのに、自分を攻撃したくなる

自分が不幸で救われなく、死を望まれていると思いたがっている

その気持ちに辻褄を合わせるためか頭の中では自分が大量の自分に死ねと言われている

自分を終わらせたくなる

その理屈が分からないからただただ振り回されることしかできない

それらを通して自分が自分であることに皮肉にも実感することになる

行動や考え方を変えたつもりだったが、根っこでは何も変わっていないし、それが根っこの自分が変わっているつもりの自分を笑っているようにも感じた