歌うまグランプリのような主旨のイベントに参加している
テレビなど取材班が来ている様子はなく、学校が主催のような、ローカルなものだった
前から恒例のイベントで参加人数も多くクオリティも高い
学園祭のように高校生(らしき年齢)が参加している
しかしこのイベントでは歌うまをやっている人の方がむしろ弱い
世界を歪めるような発明をし、それを発表するのが平均的な発表である
友達1人と見に来ていた
1グループの発表が終わり、感想等雑談で周りがガヤガヤしだす
次のグループの発表が始まる
ヒゲが伸びっぱなしで髪もボサボサのとても身だしなみがされていない女性が出てきた
聴衆の反応も良くなく、小さなどよめきが起こる
ヒゲや整えられていない眉毛等のムダ毛である部分には毛の始点と終点に番号が割り振られて浮かんでいた
不思議だなと思いつつ見つめた
歌を歌い始めたが上手である部類だった
しかしその程度ではこのイベントの下位に位置してしまう
英語で何かを歌っているようだが、それに対応してついに発表者の力が発揮される
まず自分たちが座っていたところから向こうに見える山々が変形ツールで変形されたかのようにグニャっと縮み、平原になった
間髪入れずに空も縮む
大きい変化だがそう見せかけた技術であると思った しかしものすごい技術である
聴衆も発表者とのギャップに驚いている
またすぐに地面がかなりの勢いで持ち上げられ、かなりの傾斜がすぐ目の前にできた
つまり自分の場所はちょうど頂点の近くだったが、すぐ目の前は崖の斜面のようになっていた
友達がその傾斜で落ちそうになっていた
高さに怖がりつつ友達に手を差し出して助けた